事故防止への取り組み
事故防止への取り組み
昨日帰宅直前の誘導で利用者様を転倒させ怪我を負わせてしまいました。
歩行時に必ず支援や介助の必要な方ですが、正面から支援すると座り込むことがあるため後ろから支えながら歩いていたそうです。
突然大きな音がして利用者様が急に立ち止まった際バランスを崩し前のめりに転倒してしまいました。後方から支えていた支援員も支えきれずに転倒を防ぐことが出来ませんでした。
擦過傷の直接の原因は転倒させてしまったことですが、その背景に利用者様の突然の行動の停止を苦手とする意識が根底にありました。正面側から支援すると良く座り込まれたり、行動を停止されることがあったため後方からの支援をする判断をしたそうです。
以前にも別のスタッフが同様の介助をしてやはり転倒させてしまったことがありました。昨日を怪我をさせてしまったスタッフは当時勤務していなかったこともありますが、事故防止のための情報が周知できていなかったことも反省点の一つです。
私たちスタッフは度重なる失敗を経験しながら支援員として必要なことを学んでゆきます。しかしその度に利用者様を傷つけて良いことにはなりません。転倒の状況によっては擦過傷では済まされないこともあります。
怪我をさせてしまったことに謝罪することは当然ですが、再発防止に向けて学ばなければなりません。
ベテランと言われる支援員も最初からベテランではなく繰り返される多くの経験から必要(大切)なことを学んでいます。施設には必ず経験者もいますからその行動や支援の仕方をよく観察したり必要なアドバイスを聞くなどして自分の支援に役立てることが大切です。
謝罪の連絡をした際、ご家族様は寛容な言葉をかけて下さいましたが、Nさんには本当に申し訳けありませんでした。歩行時の支援の仕方や組織としての情報の共有や再発防止に向ける取り組みを行い今後に役立てます。