風
2016.05.30
カテゴリ：ブログ
風
振風苑の建物はできるだけ自然の力で暑さ寒さをしのげるような造りになっています。例えば冬は日差しが館内に深く差し込んでお日様が照れば室内で日向ぼっこが出来るくらい暖かくなります。夏は日差しができるだけ入らず、風が玄関から吹き抜けるようになります。もともと風の通り道に建物があるのでエアコンや扇風機よりも快適な風が館内を廻ります。基本的には自然の力と衣服の調整で対応します。それでも必要な時はエアコン等で寒暖を調整します。
快適生活が一番ですが、暑い時に汗をかくことも必要です。人間の身体にもともと備わった力は使わなければ退化して行きます。筋力も脳の働きも同様で、使うことで活性化したり能力のＵＰに繋がるので必要以上に身体を過保護にすると機能や抵抗力の低下を招きます。
それは日常の生活訓練においても同様と捉えています。ご自身で出来る力を伸ばすにはスタッフは「待つ支援」を心掛け利用者様がご自身で出来ないところを出来るように工夫や配慮をして、ちょっと背中を押して差し上げるようにしています。
階段で例えるならスモールステップが可能になる状況や環境を整えるということになります。そこに私たちの働きがあります。
