自閉症の方の支援を目指して
2016.06.27
カテゴリ：ブログ
自閉症の方の支援を目指して
昨日の研修は「自閉症の人が安心して暮らせる支援を考える」
～やり取りを楽しみながら～と題する内容の研修会でした。
御講師の坂井聡先生は大変気さくな方で、人に気持ちを伝えること・相手の気持ちを理解する事の難しさ（特に自閉症の方にとって）などをとても分かりやすくユーモアたっぷりの事例を交えて話して下さいました。
さらにコミュニケーションすることの楽しさ、面白さ、便利さについてICT機器等のツールを使って視覚的な支援についてご紹介して下さいました。
振風苑の活動を振り返りながら共感できた事、これからの支援に役立てたいことなどが満載の研修会でした。
特に、コミュニケーションは楽しい！という事、周囲になかなか受け入れいられない行動の背景にある意味を考えること、それから「自立」の意味（私たちの支援も含めた自立など）、構造化の必要性などなどの大切なポイントが幾つもありました。
利用者様お一人お一人は、唯一無二の存在です。その方が存在することの意味（意義）を受け止めその個性や人格を尊重するためには、提供するサービスは公正であっても平等という名の下に画一化した支援ではダメだということ。私たち支援に関わる者が「自ら考える」事の大切さ。出来ないことを利用者様のせいにしない。そして継続して実践すること。（放棄しない。）先生の言葉を借りてはっきりと見えてきたことです。
