元気で明るい愉快な仲間たちが、日々の活動を展開しています。笑いあり・珍騒動あり・パワーあふれる振風苑です。 是非一度遊びに来てください。 見学随時OKです。

障害者支援施設 振風苑

反省です。

反省です。

 朝の送迎時の事です。送迎車は運転担当と車中の利用者様の対応を行う添乗担当の2名で対応しています。(田川市・福智町はドライバー1名で対応しています。)
 ご自宅に到着後、朝の挨拶を終えると添乗者のサポートで利用者様が福祉車両に乗り込みます。その後シートベルトの装着、必要な方については保護帽などの装具を身に着けて頂きます。走行中の急ブレーキなどに備えて利用者様の安全の確認が出来てから車両は出発する事になっています。

 ところが一部送迎車両で、2ヶ月ほど前から出発の前の準備が不完全にもかかわらず車両が出発していた事が、今回ご家族様からの連絡で分かりました。車両が振風苑に到着した時は待機しているスタッフが利用者様の昇降をサポートしています。この時に保護帽やシートベルトが装着されているためこの事態に気づきませんでした。ご家族様からの連絡ではじめて気づくことが出来ました。
 幸いこれまで事故等がなく安全に過ごせていたのは何よりでした。ご家族様からの連絡がなければいつか大きな事故・怪我に繋がっていたかも知れません。
 常勤の職員だけでなくドライバーさんや添乗を専門に担当する全ての職員で危機管理に対する意識を持つことの重要性を改めて認識しました。

 万が一に備える意識を持つことが大きな事故やトラブルを未然に防ぐことに繫がります。最初は小さな気の緩みが慢性化してくると感覚が麻痺してさらに大切な事が抜け落ちてしまいます。
 集団で仕事をする際の難しさの一つです。私たちはこのような現象を「割れ窓理論」と呼んでいます。「一人くらい…」「ちょっとくらい…」という意識が頭をもたげると、利用者様の安全を守り維持するという私たちスタッフの心の窓にヒビが入り、いつしか窓は割れ荒れた事業所になってしまいます。
 
 玄関を毎日掃き清め、トイレや水回りを清潔に保ち、毎日施設内の清掃を行い環境を整えているのは、全て「命を大切にする。」ことに繋げるためです。人を大切にする事と環境を整えたり、身近なモノについも大切に取り扱う事は繋がっている思います。
 「命」を守ると言葉で言うは易き事ですが、実践の場で具体的に行動するためには、まず身近なモノから大切に扱う意識や習慣がなければ人命を守ることは辿りつけないと考えるからです。

 特に送迎については振風苑だけで100%安全を保障する事は不可能です。不測の事態までを予め想定して、万が一に備える心構えがあればこそ日々の安全ははかられます。これは決して崩れてはならない事です。

 ご家族様の貴重なご意見に心から感謝申し上げます。一人の利用者様を守る事は他の利用者様を守ることにも繫がります。
 過失が過失で終わることのないように、今後に生かすように全職員で取り組みます。
 
 
 

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