梅に寄せて
梅に寄せて
梅雨に入ってここ数日快適な日が続いています。
紫陽花の華がこの季節を彩ってくれます。
振風苑では日中活動に加え、梅仕事、らっきょ仕事を並行して行っています。
今年も約50kgの梅を梅干し用、梅ジュース、梅ジャムなどに仕込んでいます。梅干しは漬物だけでなく料理の中で様々な役割を果たしてくれます。
お腹をこわした時もお粥と一緒に食べられる梅干しです。食中毒の発生しやすいこの時期はあれこれ工夫して取り入れたいものです。
梅ジュースは、これから夏場まで利用者さま・スタッフの疲れとりにピッタリのドリンクになります。冷たい炭酸で割ったものは格別の美味しさになります。
疲れとりと言えば梅ジャムはシンドイときに即効性のパワーを発揮してくれます。塩分の心配がないので少々余分に食べても大丈夫です。カロリーが気になる方は他のものを少し控えて摂れば体重増加の心配はありません。
ジャムにする梅は、湯でこぼして灰汁を抜いたり種をとって果肉を刻んだりすれば一層美味しいジャムになりますが、私は丸ごとジャムに加工しています。種の影響で少々苦味も残りますが栄養価をそのまま活かしたいので灰汁だけ取り除いて作ります。酸味にパンチが効いて梅の良さがたっぷり味わえます。夏場このジャムを使ったヨーグルトデザートや寒天などのゼリーは身体も喜ぶデザートになります。
美味しく食物を食べられることは健康のバロメーターの一つだと思います。旬の野菜や果物を振風苑の給食とおやつで提供して、皆様の健康維持に役立てます。