絶妙なタイミング
絶妙なタイミング
一日の振返りの時間の事です。
司会者:皆さん帰宅されたら一番に何をしますか。
Yさん:手洗いとうがいです。!
司会者:その通りですね。目には見えないけれど手にはたくさんのばい菌がついています。ばい菌のついた手でおやつを食べたり、目をこすったりしたら病気になる事がありますよ。
私 :司会者さん ばい菌って目に見えるのですか。
司会者:あ~それが残念な事に見る事はできないのですよ。
(この瞬間です。Sさんがエ~(ー_ー)!!と絶妙なタイミングで合いの手を入れてくれました。)
サーカスに行った返りのバスの中での事です。
Mさん:もうすぐ振風苑に帰り着きますよ。歌を歌いたい方、今がチャンスです。早く歌わないと振風苑に到着してしまいます。
(誰か早く!早く!歌ってよ!)
スタッフIさんが「え~それでは私が一つ~十方みじんの~♪」と歌った瞬間に同乗していた利用者さま数名の方がニコニコしながら「せ~かいの♪」と和讃の合掌になりました。
振風苑の皆様は日々たくさんのことを経験したり学ばれています。
その成長はすぐに反映しないこともありますが、蓄積された経験はやがて知識となって物事の理解に繋がってゆきます。学ばれたことは時に思いがけないタイミングで、実にユーモラスな雰囲気を携えて表出する事があります。そんな時振風苑は一瞬で楽しい雰囲気に包まれます。