稲刈り
稲刈り
地域の稲刈りも終盤に近づいています。
振風苑の稲刈りも全て終わりました。毎日給食ではピカピカの新米が登場しています。
稲刈りの終わった田んぼからは「秋」の匂いがしてきます。
稲わらの匂いは遠い過去の記憶まで一瞬に蘇えらせます。
幼い頃の日が暮れるまで遊んだ記憶、虫の声、澄んだ空気、黄昏の夕焼け、白く浮かぶお月様…豊作を祝うお祭りも間近です。
台風の多い年でしたが、大した被害なく稲刈りを終えて安堵しています。
農家の方の努力で支えられたお米や野菜作りは、昔ながらの知恵がたっぷり生かされています。
今や日本は自給自足ではなく、外国からたくさんの食材が輸入されています。利益を生むことを悪いとは言いませんが、食べる人の健康を考えて作られた食材は、たくさんの農薬を散布して大量生産され長期保存されたものとは全く違います。
心の荒廃は食文化と密接に関連していると思います。
田や畑で育っているお米や野菜も生きています。その命を頂いて私たちは自分の生命を維持しています。食前の言葉「頂きます。」は、奪われた命への感謝の言葉でもあります。