「支援」の向こうにあるもの
2019.03.13
カテゴリ：ブログ
「支援」の向こうにあるもの
「支援」という関わりを受けて人は変わります。
ベテランの支援さんが関わると、利用者様が落ち着いて過ごせるようになります。日常生活が落ちついて安定すると、利用者様もご家族様も心に余裕が生まれるようです。
例えば、送迎車の中で興奮せずに静かに過ごせるようになるだけで、走行中の危険回避に繫がります。又、日中活動の中では転倒やぶつかるなどの怪我防止になります。日中静かに過ごせる時間が少し増えるだけで、ご家族様の身体と心の疲れが軽減されます。
又、ベテラン支援員さんが関わる利用者様は、特定の人以外の方とも良好なコミュニケーションがはかれるようになります。振風苑では、ウォーキング、創作活動、清掃活動、昼食などさまざまな場面に応じてサポートさせて頂くスタッフが変わります。担当制は導入していますが、学校在学中の学級担任制とは違うので、生活支援員さんだけでなく、調理員さん、ドライバーさんなど20名近いスタッフと関わる日もあります。
新しい人とのコミュニケーションが苦手な方も、このような環境の中で少しずつ人に慣れてゆきます。特定の人との関わりだけにこだわると、その方がいない場面では本人様が困ることが増えます。
ベテラン支援さんは、将来的な事も踏まえて利用者様が生きやすくなる事に配慮した支援を行っています。
利用者さまはどなたも日々成長されています。多くの時間とたゆまぬ努力がその成長を支えています。それはスタッフの成長でもあります。お互いに高め合う世界が福祉の支援だと思います。
