2015-5-29
今日は入院治療を受けているTさんのお見舞いに行きました。
ご家族様の強い希望でもあり、何よりTさんが大好きな振風苑にもう一度登苑したいという願いをかなえるためのお見舞いです。
「振風苑の友達がみんなで逢いに来るよ。」とご家族様がTさんに伝えてからTさんの病状に変化が起きているとのことです。表情に明るい兆しが見え、問いかけに手を振ることもできているそうです。
担当医の先生も許可して下さり、たくさんの看護師の方も同席して下さって今回のお見舞いが実現しました。
病院のカンファレンスルームをTさんと振風苑の友達のために用意して下さいました。
Tさんの快復を願って心を込めて作った寄せ書きや写真パネルやお花や手作り作品がゆかいななかまたちから渡されました。
Tさんからはこれまでの感謝を込めたくさんのプレゼントが友達一人一人に手渡されました。ご家族様が代筆された色紙やその他たくさんのプレゼントが今日の日のために用意されていました。
カンファレンスルームは終始なごやかな雰囲気で、Tさんを囲む皆さんの温かい笑い声や拍手が溢れていました。
友達のNさんの言葉です。「Tちゃん頑張ってすごいね。」
NさんはTさんの長く辛い闘病生活をその姿から感じ取ったのではないでしょうか。Tさんの心情や苦しさを自分のことのように感じたNさんの言葉だったように思います。Nさんのように自分の言葉で表現できなくても友達の思いを感じ取った皆さんはTさんと握手をしたり頭を撫でたりして、以前と変わらぬ笑顔で接して下さいました。
暑いときも寒いときも、ウォーキングや創作活動、楽しいレクレーションや日々のADL訓練を共に頑張ってきたなかまです。
言葉で言い尽くせぬ絆で結ばれたなかまです。
生きていることの素晴らしさや命の大切さをTさんが身を以て私たちに教えて下さったように思えます。
Tさんのご快復と再びTさんが振風苑の玄関をくぐる日が来ることを心より願います。
今日は病院の許可も頂きTさんとゆかいななかまたちの様子をたくさんの写真に撮りましたがこのHPへの掲載は控えさせて頂きます。振風苑の利用者様にはトピックス写真として近日中に配布させて頂きます。