元気で明るい愉快な仲間たちが、日々の活動を展開しています。笑いあり・珍騒動あり・パワーあふれる振風苑です。 是非一度遊びに来てください。 見学随時OKです。

障害者支援施設 振風苑

昨日、Mさんのサービス継続の手続きの関係でお母様と久しぶりにお逢いしました。いつも朗らかにされているお母様から出産からこれまでのMさんのお話を聴かせて頂きました。
大変な難病を患いわずか600グラムで生まれたMさん。子供が大好きなお母様にとって授かったMさんはかけがえのない宝。私はお母様のお話に呑み込まれるにように聞き入りました。Mさんの障がいを暫く受け入れることが出来なかったこと。Mさんが度重なる手術や、その後の困難から何度も生命の危機に遭遇しながらも、現在力強く成長されていることなどなどお聴きすることしか出来ず、お母様と別れた後も気持ちの切り替えが暫く出来ませんでした。私の拙い経験や学んできたことがどれほどのものか頭の中でぐるぐる自問自答していました。人ひとりと向き合うことの難しさを改めて考る機会を頂いた一日でした。久しぶりに星野富弘さんの本を手に取りました。「二番目に言いたいことしか 人には言えない 一番言いたいことが 言えないもどかしさに耐えられないから 絵を描くのかも知れない うたをうたうのかもしれない それが言えるような気がして 人が恋しいのかもしれない 」(星野さんの詩です。)二番目に言いたいことも三番目に言いたいことも、その次に言いたいことも、その次も次も…伝えたいことはどれほどあっても障がいという壁で自分の思い(想い)や気持ちが伝えられない苦しさ、もどかしさ、悔しさは如何ほどに…分かったつもりの私の傲慢さに目を向ける勇気をMさんのお母様に与えて頂きました。

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