たくさんの笑顔にふれて…
たくさんの笑顔にふれて…
昨日から丁寧に下ごしらえをして焼いたクッキーの味は格別でした。
写真には載っていませんが振風苑マスコットカイ君とナッキー君の叔母さんＨさんは掃除の時間にスタッフルームにやってきて、私が頂いたクッキーを見てにっこり。まるで「さっきみんなと食べたけど、とっても美味だったわ。」と目が語っているようでした。その笑顔に負けて私のクッキーはＨさんの口に中へポンです。二人で幸福を分け合いました。
毎日ＨＰを更新させて頂いて、写真ではあるけれど一人一人の表情をじっくり見ながら、新しい発見がいくつもあります。流れる時間の中では気づかなかったこと。胸がキューンとなるくらい素的な表情、時には退屈しているような表情など等…既製品の喜びやお仕着せでは生きがいや心から溢れる喜びには届きません。「この人には無理よ。」と決めつける前に方法や形を変えればどなたも出来る活動があります。危険や事故防止に配慮すればその可能性は無限ではないかと思います。
仏教で「顔施」（がんせ）という言葉があります。私は笑顔一つでも充分に人の心を和らげ生かす力がある（解釈が間違っていたら申しわけありません。）という意味合いに受け取っています。寂しい顔、沈んだ表情があれば私たちの役割はその表情を変えることにあると思います。（蛇足ですがいつもニコニコという意味合いではありません。その人らしい本来その方があるべき姿という意味です。）
振風苑のスタツフは一人一人の個性や力を引き出すには何が必要（？）と日夜考え、悩み、日常の行事や訓練科目を考えています。考えたことは、皆で見直しや確認を行いながら実行し、又見直しをはかる。そこで生まれた反省や長所は次回に生かす。この繰り返しのあゆみの中に失敗も成長も奇跡も多くのことが生まれました。より一人一人に寄り添う支援が今後の課題です。
