胸が熱くなります。
2014.12.18
カテゴリ：ブログ
胸が熱くなります。
Ｋ特別支援学校の進路担当のＭ先生が来苑されました。
Ｍ先生は振風苑利用者様を温かい眼差しで見守って下さいます。
主な話が終わった後、卒業生のＫさんのことが話題になりました。
在学中は教師の見守りが常に必要な方だったそうです。
そのＫさんが振風苑では、もっと見守りを必要とする友達の手をとりウォーキングしている姿に大変驚かれたとのことでした。
Ｋさんは個性豊かな方です。又周囲の状況をよく観察していることが伝わります。担当しているＴスタッフは、根気よくＫさんと向き合い、決して叱ることなくＫさんに必要なことや大切なことを「○○しますよ。」「今は△△する時間です。」「いいですか。○○な時はこのようにしてください。」と言葉に伝えたい想いを込めて向き合っています。過去一度当時在職していたスタッフの油断から行方不明になり、近くのコンビニで無事に保護された事がありました。そんなＫさんが人と関わることの中で大切なことを学び成長されていることを今日のＭ先生のお話から知ることが出来ました。
与えられる時間はどなたにも一日２4時間ですが、一人一人の成長として積み重ねて行く時間の長さや進み方はそれぞれ違います。その違いを認められて人は安心して過ごすことが出来るのだと思います。「急いで…」「早く早く！」こんな言葉は自分の時間に無理やり人を合わせようとするときに口から飛び出します。ＴスタッフはＫさんと信頼関係を築きながらＫさんに無理強いせずその言動にはいつもＫさんへの愛情が感じられました。他のスタッフも担当するＴさんに倣い同様の支援で関わっています。
これからもＫさんが友達やスタッフと関わる中で、楽しさや喜びを見出し、心穏やかに過ごせる時間が増えることを願っています。
