大切なこと
2015.02.04
カテゴリ：ブログ
大切なこと
先週の土曜日、帰宅前のＮさんを転倒させてしまい、手の指に擦り傷を負わせてしまい転倒による打撲で患部が腫れる怪我をさせてしまいました。歩行時には支援が必要なＮさんです。怪我をさせてしまったスタッフはまだ経験の浅い方でした。利用者様一人一人の個性や特徴を把握しそれぞれの方に適切な対応を行うことは難しことです。信頼関係を築きながら経験を必要とします。皆さまとの関わりの中で私たち援助者はたくさんの失敗と反省を繰り返しながら学んで行きます。
転倒した時不安な表情だったＮさんもすっかりいつもと変わらない笑顔を見せていました。ご家族様も大変寛容に受け止めて下さいました。
今回のことに限らず日常の様々な場面を観察すると、ベテランと言われるスタッフは、利用者様の心の支援も上手です。例えばＮさんの歩行を支援する際も笑顔でＮさんに「もう少し歩きましょうね。」「椅子のところまで歩きますよ。」「良い感じです。」「足の運びがとてもいいですよ。」などと余裕を持って声かけしています。表情も柔らかで声も大きくその内容も明確です。その言葉はＮさんの心にも届いているように見えます。
新人スタッフは、Ｎさんを支えるために必要でないところにも力が入り周囲の状況を把握する余裕がないように見えます。誰でもはじめからうまく支援できる訳ではないのが…怪我をさせてしまって申し訳ありませんでした…に留まらずその事で大切なことを学び、今後の事故防止に努めることが肝要だと思います。
