事故防止への取り組み
事故防止への取り組み
今日は職員の誰もが気付かないうちに、危うし！という誤嚥事故が起きていました。幸いご家族様の速やかなご判断と対処のおかげで事なきを得ましたが、ご本人様、ご家族様に本当に申し訳けなく言葉での謝罪では済まされないと肝に銘じました。
事故はあってはならない事ですが、これまでの振風苑の歩みの中でトラブルや事故が起きる度に改善策や再発防止に向けて取り組んで参りました。しかしそれでも100％の事故防止には繋がりません。
利用者様をよく観察し、その個性や特性を把握し必要な手立てを行うことは必要不可欠な事ですが、盲点を見逃してしまうことがあります。いくつもの偶然が重なり事故に繋がるケースもあります。
改善策を講じていましたが、その対応に不十分さがあったことが今回の原因の一つでした。又長きに渡り同種の事故がなかったことも、心のどこかに油断として落とし穴があったのではと考えます。事故は「起きるかも知れない。」ではなく「起きる。」という想定のもとに対処をしなければ、リスクの回避には不十分であることを学びました。
ご連絡を下さったご家族様には申し訳ない思いと同時に心より感謝致します。振風苑を心から信頼して下さっていることをご家族様の温かいお心遣いやご配慮からひしひしと感じました。あくまでご家族様と施設の連携と情報共有のためにご連絡をして下さいました。一言も私どもの過失という事を言われずに今後の再発防止に視点を当てて受け止めて下さっていました。
そんなご本人様、ご家族様にこれからも振風苑が誠実に利用者様のご支援に関わらせて頂くためには、今回のことを大切な学びとして受け止めるべきと考えます。
大切な利用者様をご支援させて頂くことが振風苑の役割である以上、事故防止については最優先で取り組まなければなりません。
全職員の智恵を絞って再発防止に努めます。
