元気で明るい愉快な仲間たちが、日々の活動を展開しています。笑いあり・珍騒動あり・パワーあふれる振風苑です。 是非一度遊びに来てください。 見学随時OKです。

障害者支援施設 振風苑

小さな芽

小さな芽

 振風苑の皆さんはやさしく思いやりに溢れた方ばかりです。
友達と過ごす時間を楽しみに通園して下さっています。でも時々胸を痛める出来事が起きてしまいます。

 Nさんが上腕を抓られ青あざが出来てしまうことがありました。
仲良くしているように見えていたので、Nさんの「痛い!」という声で気づきました。スタッフも友達も大勢いる中での事でした。Nさんは友達のお世話が大好きですが時々過ぎてしまうことがあります。コミュニケーションは大切なことですが受ける相手の心情に配慮出来ないと良かれと思う行動も相手にとっては迷惑になることがあります。そんな時、いつもはスタッフがさりげなく仲介役になってトラブルを未然に防ぐようにしていたのですが…今回はスタッフが気づかないうちにNさんは傷を負いました。どんな理由があっても人を傷つけて良いことにはなりません。障がいの有無に関わらず他者の身体に傷を負わせるような行為は厳しく注意を受けます。しかし抓った方にも理由があります。一方的に注意をするだけでは再発の防止には繫がりません。後のフォローと手だてが大切です。

 そして今朝、Hさんの肩にある傷の連絡を受けました。日中の大半Hさんにスタッフが付き沿っている事が多いのですが、昨夜ご家族様と入浴されるまで気づくことが出来ませんでした。振風苑のスタッフが傷に驚いて心配することを配慮されて連絡を下さったご家族様には、何とも申し訳なくお詫びの言葉がありません。原因を特定することは出来ませんでしたが再発防止に取り組むことが私たちに出来るHさんとご家族様へのお詫びです。
 虐待や体罰いじめ等の問題はあってはならない事です。最近もニュースで大変な事が報道されていました。テレビのニュースで報道されるような事は氷山の一角です。大切なことは悪しきことの最初の芽を摘み取ることだと考えます。物事がエスカレートしたり常態化することを許してはなりません。今日のスタッフ終礼で支援に関わる意識の問題を取り上げました。日常の些細なことに丁寧に向き合うことの大切さ。無知の知。「見る」ではなく「観る」こと。今日の反省が明日からの支援に生かされることを切に願います。

powered by QHM 6.0.9 haik
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional