食
2015.06.27
カテゴリ：ブログ
食
食事介助では偏食を改善したり誤嚥を防ぐためにいろいろな工夫をしています。主食や副食をバランスよく摂取したり、一度にたくさん食べ物を詰め込まないために小ぶりの補助食器を使うことがあります。
この場合どちらかというとスタッフが見計らって補助食器に食材を入れます。偏食や誤嚥の危険性の高い方にはこの方法は有効です。
しかし自分で好きなおかずの順番を決めたり、好物のおかずは最後のお楽しみなんていうのは出来ません。
食事について大切にしたいことは美味しく楽しんで食べて頂くことです。「美味しいね！」「今日はあなたの大好きなメニューですね。」何て会話を交わしながら和やかな雰囲気で食事が出来れば最高です。このため胃腸の調子が良くない方や医学的に必要な方については刻み食や柔らかく調理する方法を取り入れていますが、調理員さんが心を込めて見た目にも配慮された食事（美味しそうに盛り付けされています。）です。美味しく食べて頂くのが一番です。
昨夜ショートステイで宿泊されたNさんはこれまで補助食器を使用していましたが夕食時にランチプレートのようにしておかずを彩よく並べると自分でおかずを選びながら実に美味しそうに食べていました。おかわりの希望もあり表情も生き生きしていました。時々発作やその時の状況で食事を摂取することも難しいNさんです。Nさんをはじめ皆さんへの食事の提供の仕方を見直したりもっと工夫すべきだと気づきました。
