言葉
言葉
スタッフHさんと話したことですが、Uさんは「○○しましょうね。」と「ね」で語りかけると機嫌よく取り組んでくれます。でも「○○しますよ」と「よ」で語尾が終わるとプイと怒ったような様子になることがあります。「ね」はよくこちらの指示を受け容れてくれますが「よ」は拒否されることが多いような気がしますとのことでした。
言葉の持つ意味やニュアンスなどその方なりに受け留められています。
私たちが想像する以上に深く物事を感じとられているようです。
言葉は意味を伝えるだけでなく、言葉を発している方の思いや感情も言葉と一緒に伝わっています。
すぐに結果が出ないことや、相手の表現から汲み取ることが出来ないことについては、対応が困難になったり誤った対応をすることがあります。そこに支援の難しさや課題が含まれることが多いのですが、利用者様の心に寄り添い、信頼関係の築きが生活場面の中で大きく影響しています。
この仕事の難しさと喜びは表裏一体です。手前の橋を渡らなければ橋の向こうには行けません。橋を渡るためには少しの勇気や決断や努力が必要なります。そして私たちの成長があります。「明けぬ夜はない」ことも私たちは知っています。