アフリカの太鼓
2016.05.14
カテゴリ：ブログ
アフリカの太鼓
小学生の頃の国語の本で知った「アフリカの太鼓」という物語があります。主人公はアフリカの少年です。ある日白人がむやみに動物を殺すのを見て、太鼓の音で動物に逃げるよう知らせます。白人は急に動物たちが姿を消したことを不思議と思いながら、目の前に現れたインパラを追うと命の水を飲むたくさんの動物の姿を見つけます。そこからの描写は美しい挿絵とともに40年たった今も記憶に残っています。
40年も思い出すことのなかった物語を思い出したのは、ミリアム・マケバという歌手の歌を聞いたからです。1930年代生まれのミリアムは既に故人となっていますが、アパルトヘイト問題に武力ではなく音楽の力で尽力をつくした女性です。アフリカの母と呼ばれているそうですが、ミリアムがそんな偉大な女性だったことは最近知りました。
生まれ育ったアフリカの大地をこよなく愛する心がミリアムの歌に溢れています。歌を聴きながら40年前の素晴らしい物語を思いだしました。
生きる原点、命の尊さに触れたような気持ちになりました。
歌詞の意味は分からないけれど、心で感じることは国境や時代を越えて伝わると思います。いつかミリアムが歌った「パタパタ」をリズム体操にアレンジして、利用者様に全身で踊る喜びを感じて頂けるといいな～♪とただ今構想を練っています。
