マイペース
2016.06.09
カテゴリ：ブログ
マイペース
人はそれぞれ生活のリズムがあります。
一日の時間は24時間しかありませんから、限られた時間の中で行動に制約を受けることがあります。
振風苑の利用者様は耳から聞こえた言葉を理解して行動に移すまでに少し時間が必要です。生命の危機が迫っている時は別ですが、待つ支援の大切さを日常の様々な場面で感じています。
でもご家族様の身になるとそうも言ってられない状況があることも事実です。だからこそ振風苑では、いろいろな活動を通じて「自分で出来ること」を増やすことに取り組んでいます。これは利用者様のストレングス（強み）を生かすことに繋がります。
やってはいけない支援の中に、利用者様の安全を確認せず「急いで」という言葉を連呼して慌てさせたり次の行動を強いることです。
振風苑のスタッフ全てがこのことを理解し適切な対応が出来ているかというと残念ながらそうではありません。
今日、たまたま目の前で似たような状況に遭ったのでそのスタッフにはその場で伝えました。
どんな場合も利用者様の安全（事故や怪我を負わせない）が最優先です。出来得る限り冷静な気持ちで相手や周囲の状況を観察して、必要な対応を行うことが理想です。人間の行うことですから過ちや過失はあります。でも理想に近づける努力は出来ます。振風苑でそのことを自覚し実践でも取り組まれているスタッフがいます。良いお手本となるスタッフから経験の浅いスタッフは大切なことを学ぶことが肝要です。
チームワークは大切ですが、馴れ合いにならず互いに切磋琢磨できる集団であること。これも努力次第で可能になることだと思います。
