相手を知ること
相手を知ること
振風苑では利用者様の身の回りの全般的なことを支援をさせて頂いています。福祉サービス名も「生活介護」です。でもこの名前は活動の一部にしか過ぎません。総合支援法のもとに様々な活動を展開していますが、利用者様お一人お一人の顔が違うように、ご本人様の希望(ニーズ)やご家族様の希望も異なります。スタッフも振風苑で出逢うまでそれぞれの歩みは様々です。そんな私たちが一つの集団を形成しながら、利用者様の個性やその人らしさという事を尊重してより良い支援を展開するためには、相手をよく理解する。又は理解しようと努力することが大切です。
理解の中身も、障碍の特性、生い立ち、生活環境、病歴等さまざまな事が含まれます。それらの情報を踏まえて支援を進めてゆきます。(知り得た情報について責任を以て秘密保持を厳守することは言うまでもありません。)
私たちが見当違いのことを行ったり誤った支援をしないためには相手を理解することは基礎になる部分として大変重要です。
ウォーキング一つを例にとっても、その運動の距離、時間、速度は適切なものでなければなりませんから、心臓疾患の既往歴や身体状況などをよく理解(把握)していなければなりません。
視覚からの情報が入りやすい方には、写真や絵カードなどを利用しながら支援すると、利用者様のストレスなどの負担が軽減されます。
経験だけでは支援に必要な情報や考え方を習得することは出来ません。
このため振風苑のスタッフになった方には、自主的に勉強する事とケース会議等で先輩から新人職員に必要な情報やアドバイスが引き継がれます。
そして何より大切な事は利用者様を思う真心と誠実さだと思います。