コミュニケーションの楽しさ
2016.11.01
カテゴリ：ブログ
コミュニケーションの楽しさ
ゆかいななかまたちは、新しい環境や初めて出逢う人、又いつもと違う活動の流れなどが苦手な方多いのですが、毎日一緒に活動したりご飯を食べるうちにいつしか、心が通い合い仲良くなります。
コミュニケーションの取り方も様々で、私などには分からない心のアンテナやスイッチがあるようです。言葉が必要ではないくらいお互いの心を感じとっているように見えます。そんな雰囲気は実習などで新しく来られた方の心もほぐしているようで、以前から振風苑におられたように皆さんと馴染む方が多いです。
最近私の中で楽しい発見がありました。Ｎさんと筆談をしています。なかなか自分流のルールのある方です。言葉や指文字で意思を伝えようとしても中々伝わりにくいので、紙に伝えたいことを書くようにしました。
Ｎさんも落ち着いて自分の思いを文字にしてくれるようになりました。
給食時間に自ら鉛筆を取って「おいしかった。」と書いて下さったときは思わず笑みがこぼれました。テーマを決めた活動時間にＮさんだけが違うことをしようとした時も「今は○○に取り組みましょう。」と紙にかくとこの時も鉛筆をとって「が・ま・ん」と書かれその後は暫く落ち着くことが出来ました。
ちょっとした工夫でコミュニケーションの世界が広がると表情や行動に大きな変化が生れます。
私たちの目や耳がもっと育って、利用者様の心の声が聴き取れるようになるにはまだまだ努力や工夫が必要ですが、その過程にはたくさんの驚きや喜びがあります。利用者様のおかげで成長させて頂ける事に喜びを見いだせる世界が福祉の世界だと思います。
