文化祭
2016.11.04
カテゴリ：ブログ
文化祭
地元で毎年開催される文化祭に作品を出展して12年になります。
毎年作品を出品しながら作品の質や内容が変わってきました。初期は利用者様より職員の仕上げが色濃く、見た目は綺麗に納まっているものの、画一的で利用者様の表現の喜びが表現された作品とは言い難いものでした。又、作品を通じて何を伝えたいのかという事まで考えが至りませんでした。
出展した作品のほとんどが創作活動の中で生れたものなので、創作活動に対する考え方が変ることで作品自体も変化してきました。毎年、その時々の精一杯の学びや発見を反映してきた作品たちです。
今では創作作品は利用者様の表現の喜びを具現化したもの、誰もが創作の過程で参加できるもの、失敗がなく何度でもやり直せるものであること、完成作品は暫く展示して利用者様が観賞することで創作の過程を思い出せることなどに配慮しています。そしてその作品の大半は利用者様の手によって生みだされています。
今回出展した「炭鉱の歴史～山本作兵衛さんの世界～」は作品を通じて地域社会の歴史について振返りました。過去の歴史から大切なことを学び、この社会がこれからも平和で差別や虐待のない共生社会になることへの願いが作品のテーマになりました。
明日は本番です。作品出展の他、お米や無農薬野菜、漬物なども販売します。ゆかいななかまたちの努力が少しずつ形になってきました。
