今日は大反省会
今日は大反省会
今日は大反省会の日となりました。というのもＡさんの更衣の件で、2回もご家族様にご迷惑をおかけしていた事が分かりました。
申し訳けありませんでした。…では済まされない事です。
チームワークで利用者様の支援をさせて頂いているので、引き継ぎや確認という事が大変重要になります。利用者様を担当させて頂く職員はあらかじめ決まっていますが、一日の中で複数の活動を組み合わせた日課となっているので担当者が一日中決まった利用者様の支援を行う分けではありません。（学校時代の学級担任制とここが違います。）又職員は利用者様の支援以外に施設が円滑に事業の展開が行われるよう、業務分担も担います。（例えば日用品の物品管理の担当がいて利用者さまが使用する物品が在庫切れにならないよう管理業務に当たります。）
特に朝の受け入れ時とご帰宅前は健康上の変化、荷物の確認、その他諸々業務が集中します。又、福祉車両走行中はトイレタイムが難しくなるためご帰宅前の排泄等のサポートは重要です。排泄の支援だけでなく必要な方は更衣も行います。
更衣は通常、前後、左右、表裏を間違えないよう最終確認をスタッフが行います。この時にスタッフの集中力が欠けたり、他に気を取られたり、観察力等に課題があると間違えてしまいます。又時間的に余裕をとっていても、職員の力量によって大きな差異が生じます。理屈で分かっていても経験を必要とするところでもあるからです。
今回は通常では考えられない間違いが2回も起きてしまいました。
どこに問題があったのか。再発を防ぐにはどのようにしたら良いのか。職員全体の取り組として検証して対策を講じました。
ご家族様には、どれほど謝罪してもそれで解決する事ではありません。申し訳なかったと思う気持ちを再発防止に向けて努めるより他ありません。間違いに気づいた当人も反省しきりでしたが、それ以上にチームでの取組としてチェック体制を見直すこと、職員一人一人の支援のスキルを高めること、何よりも利用者様、ご家族様の立場になって考えることにこれからも取り組みます。
チームワークでの取り組みの良さは、相乗効果でより良い支援が可能になったり、新人職員が先輩職員と業務を行う中で必要な事をグングン学べる良さがある反面、基本的な事や大切な事が欠ける事があってもすぐには気が付かない欠点があります。さらに、利用者様やご家族様にとって不都合な事が生じても、ご家族様は「うちの子どもは皆さんに手をやかせるからこのくらいの事は言わずに我慢しよう。」と思われます。このような事が度重なると、やがて気づかないうちに重大な事故に繋がるリスクまで大きくなって行きます。ご指摘や注意を受けることは大変残念な事ですが、その中にこそ振風苑の課題やステップアップのための鍵が内包されています。
頂門の一針として今回のことを捉え再発防止に取り組みます。
そしてご家族様には、これからも気になること、気付かれたことなど遠慮なく忌憚のないご意見等をお願いしたいと存じます。
