以心伝心
以心伝心
利用者様が目をキラキラさせて慕うスタッフの支援は、そこに心を感じます。相手に語りかけるとき、まず目が笑っています。顔の表情は笑顔だったり、声の強弱、大きさなどが適切で耳心地の良い響きで語りかけています。
そして利用者様の心を汲み取り、身体に触れる動作や移動の際のサポートなどにも相手を思いやる心が感じ取れます。
利用者様は五感のみならず全身の感覚でいろいろな事を受け留めています。よく介護の現場は「人手不足で本当は〇〇してあげたいけれど…」という声を聴きます。管理者は必要な支援を行える人員等を充足して、職員がその力を発揮できる環境を整備する責任があります。直接処遇を行うスタッフは利用者様へのより良い支援を提供できるように研鑽を積むことが大切です。
チームワークも大切なので職員同士の連携は重要です。お互いに理解しあったり切磋琢磨して向上出来れば何よりです。よくないのは馴れ合いです。緊張感もなく主役がどなたかを忘れる人、自分本位の方などが仲良しグループを作ると事業所の雰囲気は良くない方に変わります。
職員会議、ケース会議などで自分の意見を発言し合う中で、気づきや見落としの発見が出来る人、失敗したり迷惑をかけたりした時に、素直に謝罪出来る人、お互いに高め合う事の出来るそんな職員集団でありたいと願います。
利用者様の笑顔や生きがいを引き出せる環境は大切です。人も環境の一部です。そしてこの存在は大きい!。出来れば失敗はしない方が良いけれど、大切なことはその中から何を学ぶかという事、より良いと思えることにチャレンジし続ける事が大切だと思います。