元気で明るい愉快な仲間たちが、日々の活動を展開しています。笑いあり・珍騒動あり・パワーあふれる振風苑です。 是非一度遊びに来てください。 見学随時OKです。

障害者支援施設 振風苑

言葉にする事の難しさ

言葉にする事の難しさ

 春は「うららか」という言葉と裏腹に本当は嵐のような季節だと思います。
 温度差の大きな日々はちょっと油断すると体調が崩れます。
身体だけでなく心の状態も同様です。温度差だけでなく、変化の多い時期でもあります。世間では人事異動、新旧入替、担当部署の移動…振風苑でも新年度のスタートから利用者様の担当職員が変わリ役割分担の入れ替わりなどがあります。作業室や食堂の座席順も変わります。
 
 変化が苦手な利用者様にとっては、始めは戸惑いや受け入れる事に抵抗があると思います。中には食事量が減る。睡眠のリズムが不安定になる。自傷行為が激しくなるなどの変化が起こる方もおられます。しかし、次第に変化の波を乗り越えて、やがて新しい事象も受け容れて下さるようになります。一年間拒否し続ける方はいません。新しい変化を時間をかけて、ゆっくりながらも受け入れて頂く事で、その方の世界が広がります。生活の中で生きにくくしているこだわりの幾つかが軽減されて、コミュニケ―ションが広がります。
 
 利用者さまが変化を受け容れて下さるようになるまで、ご家族様にとっても大きなエネルギーが必要です。不安や戸惑う事もあると思います。
でも、将来の生活を見据えて少しでも利用者様が生きやすくなるために、今だからこそチャレンジして頂きたい…そんな思いで私たちは日々利用者様と関わらせて頂いています。

 その内容は人それぞれですが、ご本人様、ご家族様の要望、希望、願いなどを考慮して、利用者様の社会参加、身辺の自立、人との関わり、健康維持するための取り組みなどの中から最優先と思われる事柄の幾つかを個別支援計画の課題(ニーズ)としています。この課題(ニーズ)への取り組みは一年間重点的に行う支援の柱となります。ただ…課題として捉えている利用者さまの状態を言葉にするのは事の他難しく、頭をひねりひねりしながら何とか文字にしています。
 表現された文言に少しでも?と思われる部分がありましたら、遠慮なくお尋ねくださいね。それぞれの「思い」を本当に理解し合うためには、多くの関わりや時間を必要とします。でもその過程こそがご家族さまと思いの「共有」(心のパイプ)に繋がります。

 

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