ピンポイント
ピンポイント
一口に「支援」といっても支える内容やタイミングが合っていないと効果的なサポートとは言えません。
皆様の中に在る本来のパワーを引き出して自分で出来ることを増やすためには、援助者には根気よく「待つ支援」が要求されます。ただぼんやり見ているだけという意味ではありません。観察によって必要なことと支障になっている原因を考えたり、利用者様が自分でチャレンジしたり失敗を経験することを見守り励ますことなどを行います。本人様の学ぶチャンスを摘み取ったり過剰に褒めそやすのも適切な対応とは言えません。
どこまでサポートが必要でどこから待つ支援とするのかは明確な線引きは出来ません。支援する側の経験、学習、勘、センスなど持っているもの全てが試される場面でもあります。
人に向き合う仕事の難しさはここにあります。しかし適切な支援が利用者様の本来の力や笑顔を引き出せた時、私たちはかけがえのない宝もの(生きがいや喜びなど)を受け取ります。利用者様の成長とスタッフの成長は切り離せないものです。
利用者様と援助者の不断の努力が生みだす世界を目指して日々の活動は展開されます。