日に日に春めいてきました。
日に日に春めいてきました。
あれよあれよと言う間に3月も半分が過ぎようとしています。
「暑さ寒さも彼岸まで…」と厳しい冬を超えるとき、猛暑の夏を乗り切るときに呪文のように言い聞かせてきました。
年度末を迎えて思うのは、皆様お一人お一人の成長と支えて下さったご家族様への感謝です。
結果は後からついてくるもの、物事は取り組む過程が大切だと考えてきました。しかし結果がすぐに見えなければ不安や心配になるのはやむを得ない事だと思います。
振風苑のご家族様は一年、二年、三年と経過する中で利用者様の変化を感じ取って下さいました。
慢性的な疾患が改善された方、落ち着いてご家庭でも過ごせるようになった方、自分でできる事が少しずつ増えた方…小さな変化に心から喜んで下さいます。
Tさんのママさんが以前言われた言葉です。「この子がいたから日常の当り前がどんなに素晴らしいことなのかという事を知ることが出来ました。ゆっくりゆっくり成長する我が子と一緒に私も成長したいと思います。」
振風苑のご家族様はTさんのママさんのように利用者さまの成長を受け止めて下さり、私たちスタッフに心からの信頼を寄せて下さいました。
そのお気持ちが私たち支援をさせて頂くものにとっては何よりの励みとなっています。
福祉の世界でいう「サービス」には具体的な支援の動作と一緒に伝わる心がなくては、物事のやりとりに終わってしまうような気がします。
新年度に向けて、スタッフ皆で一年後の利用者様の成長された姿を想像しながら平成30年度の計画を作っています。利用者様のたくさんの笑顔が生れることを願いながら。