元気で明るい愉快な仲間たちが、日々の活動を展開しています。笑いあり・珍騒動あり・パワーあふれる振風苑です。 是非一度遊びに来てください。 見学随時OKです。

障害者支援施設 振風苑

自分でできること

自分でできること

 振風苑の活動の中にはADL訓練(自分の身の回りのこと:例えば食事、排泄、更衣、整容、移動など日常生活の中で習慣的に行っている基本的な動作について、自分でできるようになる事を目標にして行う訓練)のように地味で目立たないけれど、生きるために不可欠で大切な事にチャレンジする時間が随所にあります。

 利用者さまは重い障がいのために、ご自宅では身辺の事は大抵ご家族様や介助する方(ヘルパーさんなど)が行っています。振風苑でも利用者様をサポートするために、生活支援員や看護師が働いています。
 
 利用者様の本来備わっている力(能力)を引き出すことが上手な職員は、利用者様がまず自分でチャレンジできるように必要な手立てを講じています。そして過介護や過剰支援にならないよう支援のタイミングを見極めています。声のかけかた一つにも利用者様の集中できる時間を奪わないように必要最小に留めて、利用者様が安易に依頼するような状況を作らないようにしています。
 日頃の信頼関係がしっかり構築された上で利用者様の健康状態などに配慮しての事です。傍目に見ると利用者様が自然で普通に何でもない事ように落ち着いて行動できるので、何も支援していないように見えます。
 同じことを新人スタッフが行おうとすると、利用者様はアレコレご自分に注意を向けるためのアクションを起こして些細な事が大騒ぎになる事もあります。支援者も自分の思いとは違う行動をされる利用者様を何とか目指す方に近づけようと、連続してたくさんの言葉をかけます。大抵そんな時は早口で声のトーンも上がっていて支援者の方が興奮しています。結果利用者様も影響を受けて興奮してしまいます。
 利用者様のできる力を奪わない支援は、口頭で説明を受けて簡単にできるようなものではありません。多くの経験と深い観察力や洞察力によって見えてくるものを捉えて実践する支援です。
 優れた支援力を持つスタッフは、利用者さまへの言葉がけも、とても丁寧です。相手の人権を尊重して愛情豊かに接しています。
利用者様は、その事をとても敏感に感じ取り理解されているので、落ち着いて自分の課題に向き合い取り組むことが出来るのだと思います。
 利用者様お一人お一人が大切なお宝さん(お寺では大切な人をこのように呼びます。)です。そしてスタッフ一人一人も大切な振風苑の宝です。

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