ヒヤリ・ハット
ヒヤリ・ハット
サービスの中でも利用者様の安全は最優先事項です。そのために怪我や事故などのトラブルは未然に防がなければなりません。
「ハインリッヒの法則」というものがあります。一つの重大な過失の背景には29件の軽微な事故や過失があり、さらにその背景には300のヒヤリ・ハットがあるという法則です。300のヒヤリ・ハットは日常のどこにでも潜んでいて、いつどのような形で表出するのか分かりません。
でもこのヒヤリ・ハットは、利用者様の軽微な怪我や気づかないうちに出来てしまう痣などで私たちに警報を鳴らしてくれることがあります。
私たちが気づかないうちに起こってしまった事については、気づいた時点より速やかに再発を防ぐ手立てを講ずることが肝要です。心当りの原因を探す。未然に防ぐ手立てを考える。職員全員の周知をはかりお互いに気を付けるなど努力できることは必ずあります。
どうして? なぜ?といった原因不明の事柄は、私たちが気づかなければならない事があってその事を知らせてくれているサインです。
ご家族様がお気づきのこと(どんな事も)をご遠慮せず伝えて下さることも、利用者様の日々の生活をより良くするための大切な情報です。
言い難いこと・伝え難いことの中には、私たちの支援の向上に繋がることがたくさん含まれています。
300のヒヤリ・ハットの改善を行えば、29の軽微な事故や過失を未然に防ぎ、さらには重大な事故防止になります。
利用者様の安全を守る・利用者様を大切にすると言うことは、言葉(口先)で行うものではありません。職員全員の意識と行動が伴なって実現するものです。