受容
受容
人を受け入れて初めて見える世界があります。
一日単位ではよく分からないことも、月単位や一年という時間軸に視点を当てると気づく事があります。人によっては二年、三年という経過の中で見えてくることもあります。
同じように見える日々の出来事も、見る側(支援者)のアンテナが錆びついていれば気づきには至りません。
よく利用者様に関わっているスタッフは、利用者様の小さな変化に良く気づき、その変化(成長)を嬉嬉として「今日〇〇さんは、ここまで出来るようになったのですよ。」と表情輝かせて他のスタッフに話しています。利用者様の笑顔も課題も、時には沈んだ表情や何かを訴えている様子も心の目と耳を傾けて、自らも喜んだり悩んだりしながら関わっています。
言葉を発っする事の出来ない方の思いを、私たちはその表情や動作から汲み取ろうしますが、どれほど頑張っても推測の域を抜ける事は出来ません。
しかし、母親が我が子の泣き声一つで、子どもの思いを受けとめるように「あなたは、〇〇したいのですね。」と語りながら利用者様に関わる姿は愛情と思いやりで包まれています。
物事を根気よく諦めることなく、日々笑顔で利用者様に接しているスタッフに頭が下がります。
障がいの有無を超えた繋がり(絆)は、他の利用者様やスタッフにも伝わって、施設全体の空気感まで変えているように思われます。(*^_^*)